2010-01-01から1年間の記事一覧

『黒い太陽 下』

黒い太陽(下)価格:630円(税込、送料別)風俗王・藤堂を潰すため、立花は彼の店からキャストを引き抜くことを画策する。 そして、裏から手を回し、何とか成功したかのように見えたが… 現実は甘くなかった。 伊達に「王」と呼ばれているだけではない藤堂。…

『黒い太陽 上』

黒い太陽(上)価格:670円(税込、送料別)自分が最も忌み嫌う世界で、黒い太陽へ向かって歩いていくことは、どれほど大変なことだろうか――。 自身がかつての自身と比べて変わり果ててしまったことは、己が一番分かっているものだ。 風俗王・藤堂の元で一ボ…

『新宿ミッドナイトベイビー』

新宿ミッドナイトベイビー価格:1,260円(税込、送料別)本書では「新宿(主に歌舞伎町、二丁目)の一般的な住人」たちが、これでもかというくらい登場する。 物語は、売れっ子ホストと施設出身のキャバ嬢が平穏に暮らしている中、彼女が赤ちゃんを拾ってく…

『sex』

Sex価格:1,470円(税込、送料別)すごいタイトルでしょ。 でも、石田衣良さんなら、普通に書きそう。 そんな自然な感じに思える。 最初に言っておきますが、それにしても、実にエロい小説です。 本書は、12の短編から成り立っている。 様々なsexのかたち…

『くすぶれ!モテない系』

くすぶれ!モテない系価格:1,260円(税込、送料別)「モテない系女子です」と自負する能町みね子氏が、モテない系女友だちとお茶したり飲んだりしている中で集まった素材からできたのが、この本。 「モテない系」の特徴、趣味、思考回路、好きなオトコのタ…

『呻け!モテない系』

呻け!モテない系価格:1,260円(税込、送料別)『CanCam』や『JJ』を読む「モテ系」女子とは対照的な「モテない系」女子をフォーカスした本。 ※なので、モテ本ではありません。 著者の連載へ寄せられた、モテない系読者からのお便りと著者からのコメントが…

『蛇にピアス』

DVD

20歳で鮮烈な芥川賞デビュー、金原ひとみの「蛇にピアス」蛇にピアス DVD ASBY-4262価格:3,192円(税込、送料別)かなり昔に本を読んだとき、吐きそうになった。 性描写が暴力的で、身震いするしかできなかった、あの若い頃。 大人になって、そして映画化さ…

『必死剣 鳥刺し』

隠し剣孤影抄新装版価格:660円(税込、送料別)↑原作本藤沢周平氏の『隠し剣孤影抄』などが原作となった映画である。 一藩士である兼見はある日突然、皆の見ている前で、藩主の側室を殺した。 殺した理由は、側室の我儘放題によって、国民の生活が貧しく苦…

『真夜中の構図』

真夜中の構図価格:660円(税込、送料別)西村京太郎氏好きな方からいただいたことがきっかけで、この本を読むことに。 情景が思い浮かべやすく書かれている。 私も西村氏作品にハマりそうな予感。 物語は、製薬会社社長が政界へと進出するにあたり、女関係…

『180円スニーカーはどのように生まれたのか?』

180円スニーカーはどのように生まれたのか?価格:1,260円(税込、送料別)ちゃんとした靴を180円という衝撃的な価格で世に出したのが、ヒラキ株式会社。 その商品は、発売以来550万足以上売れた。 本書は、靴業界に大革命を起こした大ヒット商品がい…

『告白』

告白価格:650円(税込、送料別)↑本2009年に本屋大賞を受賞したとき、とても話題になったのを覚えている。 気になってはいたものの、本を一切読んでいない状態で「怖過ぎる」と評判だった映画を観に行った。 物語自体はモノクロ映画でもないというのに…

『逃亡くそたわけ』

逃亡くそたわけ価格:420円(税込、送料別)自殺未遂をしたことがきっかけで精神病院へ送り込まれた「あたし」は、“ひどい閉鎖的空間”からの脱走を決意する。 「なごやん」という名古屋出身の若い男を誘い、2人で“塀の外”へ出ていくことに。 こうして2人の…

『1ポンドの悲しみ』

【2冊同時購入ポイント3倍】1ポンドの悲しみ価格:480円(税込、送料別)石田衣良氏の得意とする恋愛短編集。 表題作もいいけれど、この中で私が好きなのは「デートは本屋で」という話。 ―織本千晶は本と男が好きだった。 そんな出だしで始まり、共感する私…

『息を吸って吐くように目標達成できる本』

息を吸って吐くように目標達成できる本価格:1,155円(税込、送料別)日本ブリタニカで驚異の営業力を誇り、その後独立し、何冊もの書籍を出している和田裕美さんの本。 目標達成に必要な52の方法がまとめられている。 たとえば「8、変化を取りにいく」は、…

『愛がいない部屋』

愛がいない部屋価格:450円(税込、送料別)都内の高層マンションに住む女性たちの、苦しくて切ないショートラブストーリーたちが収録されている。 友人から紹介されただけで、ほとんど知らない男性とルームシェアを始めた梨花は、すこし風変わりな状況だけ…

『3日で結婚できる女になる方法』

3日で結婚できる女になる方法価格:1,300円(税込、送料別)これはモテ本とは違う。 結婚できる女になるための本。 森三中の大島さんと結婚した、放送作家・鈴木おさむ氏の著作。 1日目=狙いを定める! 2日目=がっちりハートをつかむ! 3日目=ラストスパ…

『女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?「承認されたい自分」の時代』

女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?価格:777円(税込、送料別)近年、キャバ嬢は女子が就きたい職業の上位にランクインするようになった。 それは何故なのか、について本書では分析している。 理由の一つに、現代が「格差社会」であることが挙げられる。…

『デリヘル起業 一発逆転 人妻成金になる方法』

デリヘル起業価格:1,260円(税込、送料別)「デリヘルビジネス=Eコマース」と本書では謳ってある。 風営法改正によって、チラシでの宣伝ができなくなった頃が、インターネットが台頭し始めた時期だった。 その頃から、デリヘルの店舗がHPを持つようになっ…

『カリスマ 下』

カリスマ(下)価格:800円(税込、送料別)宗教団体「神の郷」の教祖・神郷は、宗教に狂って亡くなった母・佐代子に瓜二つな女性と出会う。 女性の名は、城山麗子。 嫉妬深く、虚勢を張ることしか能がない、見た目も中身も女の腐ったような、しがないサラリ…

『THE MANZAI 3』

The manzai(3)価格:567円(税込、送料別)第3巻では、いくつかの恋が生まれゆく。 誰しもが味わったことがあるだろう、胸がきりきりしたり、きゅんとしたり、急にくるしい気持ちになったり、初めて切なさや寂しさを覚えたり…。 そういう自然な感情という…

『THE MANZAI 2』

The manzai(2)価格:567円(税込、送料別)第2巻では「事件」が多々起こる。 たとえば、主人公・歩が密かに心を寄せているメグの靴箱に「ゲロゲロ(メグが蛙をそう名付けた。強い子だなぁ)」が入れられていた事件。 これは、メグに振られたことを根に持…

『カリスマ 上』

カリスマ(上)価格:760円(税込、送料別)母親が新興宗教を狂うほど信仰した結果、悲惨な家族の失い方をした少年・平八郎。 彼は両親を殺した「教祖」を憎み、その存在を超えることで恨みを晴らすため、自らが教祖・神郷となる。 「神の郷」という怪しいネ…

『SEX AND THE CITY2』

【送料無料】セックス アンド ザ シティ 2 / セックス・アンド・ザ・シティ 2 オリジナル・サウ...価格:2,520円(税込、送料込)2年間、待ってました! そんな大好きな作品を観に行った(公開初日の翌日)。 あれから2年。 サマンサ以外の3人は結婚生活を送っ…

『THE MANZAI 1』

主人公・瀬田歩は、クラスの人気者・秋本から「お付き合い」を申し込まれた。 (注・どちらも年頃の男の子である) しばらくした後で、以下の事実が判明した。 「こいつの趣味は…もしや」と後ずさってしまう歩だったが、秋本の表現が“誤解を生んでしまうもの…

『シャッター アイランド』

↑CD話題になっていた、レオ様主演の謎解き映画を観に行った。 「連邦保安官」として、レオ様演じるテディと相棒が「シャッターアイランド」と呼ばれる犯罪者を隔離している島へと送り込まれるところから、話は始まる。 「失踪した患者(島では「犯罪者」では…

『枕女優』

頂点へ登り詰めるためなら何でもやる。 どんなに脂ぎったオッサンであろうと、策略的に身体を提供して、役を勝ち取る。 それが主人公の生き方。 強い、という単純な言葉では言い表せない。 枕をする最中は、感情を殺し、人形のようになるのだ。 汚れていくの…

『殺し合う家族』

作品の冒頭は、裁判の場面で幕を開ける。 常軌を逸した閉鎖的・独裁的な世界で生きることを余儀なくされた主人公が、被告人質問を受け、淡々と答えていく。 「狂気」にふれることを持続するうちに、人は破壊されていく。 主人公がその例だった。 理不尽で意…

『アリス・イン・ワンダーランド』

↑CD3D初体験だった。 本作では、絵よりも字幕の方がやたら浮き出ているように感じた。 物を投げるシーンなどでは特に、立体的でびっくりしたのだけれど、それ以外はそうでもなかった。 映像が夢の世界過ぎていい。 ストーリーは穴に落ちたアリスが、ワンダー…

『思考の整理学』

なんとこれ、24年も前に書かれた本。 2009年秋には第62刷もの増刷を記録している、超売れっ子本なのだ。 「東大・京大の生協で1番読まれた本」という帯付き。 どうして四半世紀以上という長い間、本書は支持されるのか。 かなり不思議に感じるのだけれど、大…

『アイデア会議』

著者はあの名著『考具』を書いた人でもある。 本書もそれに劣らず「おお!」と思わせられる内容。 まず「アイデア会議」とは何か。 企画会議とは違うのか? 答えはYESで、企画会議の前段階の会議とも言える。 普通は、いきなり企画会議をしてしまいがちなの…