2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『Girls Mote Note』

戦略的な恋愛指南本を数多く上梓している、春乃れいさんの最新本。 春乃さんと私は共通した過去があるのと、コンプレックスが似ているので、出た本はほぼチェックした覚えがある。 今回は、あまりにキュート過ぎる外観と、書き込み式の中身に惹かれて買って…

『人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。』

岡本太郎氏の豪華随筆集。 母・岡本かの子、食、芸術、男と女…本書には様々な素材が入り混じっているから、まとまりがないように見える。 しかし、実は選び抜かれた文章たち。 これは貴重な文のまとまりの集合体。 頷いてしまう文がある。 ―あなたは相手に対…

『忘れ雪』

本書は、アングラ経済小説の名手・新堂冬樹氏が書く“超純愛小説”。 そういう意味で、とても話題になったんじゃないかと思う。 悲しい物語は、孤独な少女と優しい男子高校生との出会いから始まる。 少女は5歳年上の高校生へ恋心を抱くが、2人は少女の事情のた…

『22歳からの国語力』

“学校では誰も教えてくれない類の”社会人になってから(就活時から)必要な国語力について書かれた本。 仕事をしていく上で「WHO」は何よりも最も大事、と著者は主張する。 というのも「あなたは誰? どんな存在?」ということが、社会にいる限り、常に問い…

『噂のモーガン夫妻』

↑特別映像 ↑ポスター以前、「浮気したけれど、妻が好き。そんなのアリですか?」というキャッチで予告編を見た。 そのときの、私の感想は「アリ」というものだった。 理由は「浮気は浮気。本命とは次元が違うから」ということ。 モーガン夫妻は、誰もが認め…

『三億を護れ』

「うだつの上がらな過ぎる」サラリーマンが、宝くじで三億円を当てることから話は始まる。 人間、恐ろしくなるほどの金を得ると、どう変わるのか。 自分だけではない。 周囲から“変化”は起こり、それは気味が悪いほど明らかなものなのである。 ハイエナと表…

『大好きな人が振り向いてくれる本』

「余裕」を持つことで、自分の外と内がどれほど変わるか、について分かった。 これは恋愛に関する本なのだけれど、それだけにとどまらない。 人生へ応用可能。 具体的な話は、こうだ。 自分よりステイタスが上(ここでいうステイタスが上というのは、自分の…

『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』

↑DVDドラマを観たことはないのだけれど、劇場予告&ポスターが気になって観に行った。 映画では、意図的に連れて来られた神崎直(戸田恵梨香)が秋山深一(松田翔太)始め、敵だけれどみんなで“協力”していく姿が描かれている。 皆が敵で、詐欺師。 そんな状…

『底なし沼』

闇金の帝王・蔵王金光は、単なる闇金業者社長ではない。 なんと、完済した借金の「二重取り」が彼のシノギであった。 そんな無茶苦茶なことができるのは不思議な話としか言い様がないが、実はからくりがある。 借金を返した後、金銭貸借書の原本を業者から受…

『1Q84 Book 2』

『1Q84 Book 1』を読み終わってすぐこちらへ手を出した。 貪るように読まずにはいられなかった。 1のときも、天吾はふかえりのことを、時折「性的な存在」として見ていた。 どうしても、彼女の美しさと大人びた雰囲気が、そうさせてしまったのだ。 普通の男…