『アイデア会議』

著者はあの名著『考具』を書いた人でもある。
本書もそれに劣らず「おお!」と思わせられる内容。


まず「アイデア会議」とは何か。
企画会議とは違うのか?
答えはYESで、企画会議の前段階の会議とも言える。
普通は、いきなり企画会議をしてしまいがちなのだけど、企画の核となるアイデアをまず考えよう、と。


「時間分け」というのが、頻繁に主張されている。
イデアを考える時間、アイデアを企画へと整える時間、というふうに明確な線引きをするべき、と。


もう1つ分けるべきことがある。
それは、アイデアそのものと発言者。
これには特に「おお!」と共感したし、驚いた。
イデアを考えた人がエラい人だったり、ちょっと上の人だったりすると、下の者は委縮してしまうことがある(する必要はないのだけど、何となくそういう気持ちになるんです)。


そのためにも、紙ベースでアイデアを書き、机に並べて俯瞰的に見ることが大事。
なるほど。


他にもディレクターとプランナーの役割についても、詳しく言及されている。
勉強になるし、環境を変えたい人にオススメ。
ありがとうございます。