『SEX AND THE CITY2』

2年間、待ってました!
そんな大好きな作品を観に行った(公開初日の翌日)。


あれから2年。
サマンサ以外の3人は結婚生活を送っている。
あの「結婚式ドタキャン事件」があったものの、キャリーも人妻。
しかし、家メシ&テレビで、すっかり2人で外出しなくなった夫に苛立つ日々を送っている。
都会派でお洒落で刺激的な日々を送るキャリーにとって、お出かけは日常必須のものだった。


そんなあるとき、いつもの4人でランチをしていると、サマンサが「アブダビへの招待旅行」をもらったと話し始める。
超豪華旅行である。
そんなおいしい話にのらないワケはなく、4人は気合を入れて出発するのだった。


ところで、アブダビでの旅シーンの撮影がモロッコで行われたとか。
そんなこんなで、今女子の中で「空前のモロッコブーム」が来ていて、どこの雑誌でも特集を数ヶ月前から組んでいるのだった。


閑話休題
旅行中、キャリーは元カレと再会を果たす。
スパイス市場で、それはかなり運命的なものといえた。
出会いは偶然であり、必然。
2人は翌日の夜、夕食を共にする。
そのときから「問題」は始まっていたのかも知れない。
帰り道、キャリーは元カレとキスしてしまう。
そのことに関して恐ろしいほど罪悪感に駆られ、うろたえる。
そして、皆が止めるのも聞かずに、夫に電話で事実を伝えてしまうのだった。


秘密にしておいた方がいいこともある。
相手を傷付けないための秘密や嘘。
私は言う必要のないことは、言わない。
それは卑怯なことなのだろうか。
キャリーは私と正反対で「あなたとの間に秘密や隠し事を持ちたくない」という派。
だから、どうしても言わなくては気が済まなかった。


サマンサが「公衆の面前で男とイチャついたこと」で、連行されたこと、アブダビの女性たちは、実は黒い布の下には色とりどりの最新ファッションをまとっていること、キャリーが失くしたと思っていたパスポートが無事戻ってきたこと…etc.
帰国前にいくつもの事件を切り抜けながら、アブダビでの夢世界は終了し、現実へと戻る。


いつもの家に、夫がいないことに動揺し落ち込むキャリー。
帰宅した夫は「君には結婚の概念がないみたいだね」と言い、指輪をプレゼントする。
「人妻だということを忘れさせないため」に。


仕事も友情も恋愛も、どれかがうまくいけば、すべて美しくリンクするような気がする。
そう思わせてくれる作品。
ただやはり、女子と観に行くべきだね、これは。