『THE MANZAI 2』

The manzai(2)

The manzai(2)

価格:567円(税込、送料別)

第2巻では「事件」が多々起こる。
たとえば、主人公・歩が密かに心を寄せているメグの靴箱に「ゲロゲロ(メグが蛙をそう名付けた。強い子だなぁ)」が入れられていた事件。
これは、メグに振られたことを根に持った少年によるものだった。
彼が微妙に関わった事件が他にもあって、2巻の主な内容となっている。


不安定な時期。
中学3年生って、揺れ動いてしまうとき。
一番大きい要素は進路。
それと関連して、より広い場所(高校に入ると世界が広がる)へ出て行くことへの期待と恐怖。
それが入り混じり「もっと勉強しなくちゃいけない。成績上げないと。やばい…」という焦り。
初めての受験、が私たちをそうさせる。


周りはある程度、慌てモードになっていても、歩と秋本は漫才の話ばかりしていた。
とはいっても、相変わらず秋本が歩に熱烈なアプローチを続けている、と表現するのが正しい。
イヤイヤ、と言いつつも2人の会話そのものが、既に漫才と化しているあたりが“ノってきた”感を強く出している。


そして第3巻へと入っていく。