『真夜中の構図』

真夜中の構図

真夜中の構図

価格:660円(税込、送料別)

西村京太郎氏好きな方からいただいたことがきっかけで、この本を読むことに。
情景が思い浮かべやすく書かれている。
私も西村氏作品にハマりそうな予感。


物語は、製薬会社社長が政界へと進出するにあたり、女関係を清算するのを彼の秘書へ任せるところから始まる。
社長には5人の愛人がいた。
いずれも、時期大臣夫人の座を虎視眈々と狙うツワモノばかりである。


秘書は社長から、彼女らへ手切金として500万ずつの小切手を渡すよう依頼されていた。
しかし、彼女らへ話を持ちかけても、誰ひとりとして別れを承諾しないのだった。
そんな状況でどうしよう、と秘書が走り回っている間に、その愛人や彼女らと関わった人物が次々と殺されていく。


秘書が疑いをかけられて連行されたり、彼を助ける役で弁護士が登場したり…と、ストーリーのキーとなりそうな材料がいくつも出てくる。
しかし、”西村氏初心者”な私は先を読み解けない…
最後の最後に「え、この人が!?」と驚くこと間違いない作品である。