『阪急電車』
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話題の映画『阪急電車』を観てきた。
阪急電車宝塚線が物語の舞台となっている。
出てくるのはすべて実在する駅。
片道わずか15分。
その15分の間に偶然乗り合わせ、出会う人々たちの関わりが、とても心温まるものなのだ。
原作となった本『阪急電車の』著者・有川浩さんのなせる技が、随所に出てくる。
みんなそれぞれ、人には言いようのない様々な思いを抱えている。
話してもどうしようもない事柄を、なんとか自分で解決しようとしている。
いつもならそう考えて共有しないことを、阪急電車で出会った人へ話すことによって自らの道を変えていく。
婚約者を寝取られた女性、DV男と別れられない女子大生、大学で孤独を感じている若者たち、仲間はずれにされる小学生、誘いに断れないおばさん、志望校へ進みたいと願う高校生、夫を亡くしたおばあさん、の以上8人が主な登場人物となる。
名言がたくさん出てくるが、その1つを紹介。
「泣いてもいい。でも自分の意志で涙を止められる女になりなさい」
何人もが映画中で涙を流す。
泣くのは良くないことではない。
それをコントロールできれば、いくらだって泣いても構わない。
人生、悪くない。
今の自分の悩みなんて、とてもちっぽけなものに過ぎない。
そう思わせてくれる、上映後は晴れやかなきもちになる、ちょっぴり泣いて、笑える良き作品。
『ガリバー旅行記』
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子どもの頃に誰もが一度は読んだことのあるであろう、あの名作『ガリバー旅行記』が「現代版」として登場。
主人公・ガリバーは出版社で10年ほどメール係として働いていた。
決して花形部署とはいえないところで、すこし劣等感を抱いて仕事をしていた。
そんなある日、憧れの女性記者・ダーシーにイイところを見せようと、旅行記を書いて社内公募に出す。
それを読んだダーシーはガリバーに意外と文才のあることを知り、誰も行きたがらない旅へ出てもらうことにする。
そこへ取材しに行ってもらい、帰国後に旅の記事を書いてもらうためだった。
ところが、彼の書いた文章はオリジナルではなく、他の記事などの“コピペ貼り合わせ”に過ぎなかったーー。
旅に出たガリバーは大津波に襲われ、気付くと小人たちの国にいて、砂浜で身体中を固定されていた。
ここは原作と同じだ。
最初は警戒されつつも、重要な局面で小人の国の王女や国王を救うことで、彼は「英雄」として崇められるようになる。
ガリバー自身も小人の国にいることが次第に快感となるのだったが・・・
敵が登場してやられそうになったり、見栄をはるため吐いていた嘘がバレたり、巨人の国へ飛ばされたりするなど、事件は次々起こる。
巨人の国で彼が女の子の服を着せられている映像は、本当に面白い。
笑いどころが多く、時折きゅんとくる。
ジャック・ブラックの演技が思いきり笑わせてくれる。
観に行って大正解の作品だった。
『名探偵コナン 沈黙の15分』
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コナンを劇場で観たのは初めてだ。
今作は15作目ということで「沈黙の15分」となっているのか。
プロローグ的な場面に、”8年前の出来事”が映し出される。
何者かに追われて逃げる少年。
彼は崖から転落する。
それから8年。
コナンたちは、新地下鉄開鉄記念の日、大きな事件に巻き込まれる。
予め、開鉄に尽力していた都知事が狙われている、という情報を聞いていたコナンはその「予兆」を知る。
なんと地下鉄の通過する場所へ、爆弾が仕掛けられていたのだ。
コナンのおかげで既のところで、知事をはじめとする乗客たちはなんとか助かるものの、新しい車両は大惨事となった。
地下鉄爆破事件からまもなく、コナンたちはとある村で行われるスノーフェスティバルへ出かける。
真の目的はもちろんレジャーではなく、調べたいことがその村にあったためだった。
そこで殺人事件が起こりーー。
8年前の出来事、5人しかいない同級生、眠り続ける少年、ひき逃げ事件…いくつもの要素が絡み合う、なんとも悲しい結末を迎えることとなる。
見どころはコナンの新しいツールだけではない。
なんと、渡部陽一さんが声優としてわずかに出てくるなど、流行り(?)をきちんと押さえていたりするなど。
コナンはやはりかわいくてカッコいい。
大人が観ても愉しいアニメだと思う。
『花の鎖』
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湊かなえ氏の最新刊。
始めのうちは「どういうこと?」と戸惑うこと間違いない。
それほどにこれは、今まで以上に複雑な作品だと思う。
順番に“3人の女性”が登場して、それぞれの時系列で生活が描かれている。
しかし、それぞれ同じ時代ではないことが、次第に分かってくる。
その3つの共通項が見えてくれば「壮大な仕掛け」が分かってくる。
この3つのストーリーはすべてつながっているのである。
「では、どんなふうに?」への答えは言うと楽しくないので、ここには書かないことにする。
最後に質問を投げてみたい。
恋人の父親が自分の父親を死に至らしめた張本人だった場合、その愛する人を助けることができるか――。
本書では、そのことへの葛藤がかなり大きく描かれている。
そしてこれが小説全体の大きな核となっていることだけ、お伝えしておくことにしよう。
そして今作も、読み始めると止まらないことにご注意。
『GANTZ PERFECT ANSWER』
二宮和也・松山ケンイチ主演■映画 GANTZ PERFECT ANSWER ナビゲート DVD【into the「G」II 】... |
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1月末に公開された『GANTZ』の続編『GANTZ PERFECT ANSWER』を、早速公開初日の本日観てきた。
本編の最初に『GANTZ』を簡単に復習できるのが親切。
さて、『GANTZ PERFECT ANSWER』の内容だけれど、かなりグロくなっている。
“これまでのものとは明らかに違う”戦いが展開され、二宮くん演じる玄野をはじめ、皆が違和感を覚え始める。
その「何かがおかしい」という感覚は、不運なことに当たっていた。
松ケン演じる加藤の偽物的な人物が『GANTZ』の終わりで登場したけれど、それが『GANTZ PERFECT ANSWER』内でかなり重要なポイントとなってくる。
もし大事な人を殺さなくては自分が死ぬ、という機会に直面した時あなたはどうするか。
究極の選択を迫られる中、戦い抜いた結末は――。
ラスト10分ほどは、切な過ぎて号泣してしまった。
今期の超話題作、観に行くことをオススメします。
『マリアビートル』
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あの『グラスホッパー』の続編かとも思われるようなストーリー。
懐かしい殺し屋たちがたくさん登場する。
今回の舞台はなんと東北新幹線。
それぞれ思惑を抱えた3組の「危ない奴ら」が、奇妙なくらい巧く絡んでいき、最終的にリンクする。
何となく自分と同じような仕事をしている人、というのは感覚で分かるようだ。
「はやて」と「こまち」は連結しているけれど行き来できない、という情報がキーとなっている。
見どころは色々あれど、何よりもすごいことは“臭すぎる中学生”―ここでいう「臭い」は怪しいという意味―が登場し、老若男女関わらず人を傷め付け、何らかのかたちで殺しているという事実があること。
最終的にその中学生はおそらく殺される。
おそらく、というのもあまり明確に書かれていないためだから。
伊坂氏作品では殺人などが起こる点で、内容的にはさらりと重いものが多い。
しかし今回も、絶望させずに終わっているというところがやはりいい締め方だなと感じた。
『キズナのマーケティング』
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私がすこし前からファンである、池田紀行さんの本。
池田さんはソーシャルメディアマーケティングを最前線にやっている会社の社長。
だから「ソーシャルメディアはすごいんです!」という主張かと思いきや、まったくもって真逆。
「やれTwitterだ」「やれFacebookだ」と熱狂している世の中へ向けて「ちょっと冷静になって考えてみて」と警鐘を鳴らしている。
ソーシャルメディアはすごいけれど、万能でもないし、神でもないということ。
これが主題。
実際に会社で、ソーシャルメディア周りを担当する人は読んでおいた方がいい。
追うべき数字、指標など詳細に書いてある。
成功した企業事例も多数掲載されている。
そして、重要なのはすぐに結果を出そうと焦らないこと。
ソーシャルメディアマーケティングで数字が上がってくるのには、時間がかかるものなのである。
また、私も友人の話など聞いたり、色々と目の当たりにして驚くことがあるのだが、ソーシャルメディア周り担当の人でまったくTwitterやFacebookを使っていない人が結構いる。
信じられないような本当の話。
プライベートですこしもしていないことを、会社にいる時間だけ片手間でやるという具合。
だから、いかにもつまらない、興味を持てない、フォローしようという気にならない情報を垂れ流す企業アカウントが大量に生まれてしまう。
使ってみるのと使っていないのとでは、雲泥の差。
最後に、ソーシャルメディアは実際の社会と同じだということ。
これを忘れてはいけない。