『ガリバー旅行記』

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子どもの頃に誰もが一度は読んだことのあるであろう、あの名作『ガリバー旅行記』が「現代版」として登場。
主人公・ガリバーは出版社で10年ほどメール係として働いていた。
決して花形部署とはいえないところで、すこし劣等感を抱いて仕事をしていた。


そんなある日、憧れの女性記者・ダーシーにイイところを見せようと、旅行記を書いて社内公募に出す。
それを読んだダーシーはガリバーに意外と文才のあることを知り、誰も行きたがらない旅へ出てもらうことにする。
そこへ取材しに行ってもらい、帰国後に旅の記事を書いてもらうためだった。


ところが、彼の書いた文章はオリジナルではなく、他の記事などの“コピペ貼り合わせ”に過ぎなかったーー。


旅に出たガリバーは大津波に襲われ、気付くと小人たちの国にいて、砂浜で身体中を固定されていた。
ここは原作と同じだ。


最初は警戒されつつも、重要な局面で小人の国の王女や国王を救うことで、彼は「英雄」として崇められるようになる。
ガリバー自身も小人の国にいることが次第に快感となるのだったが・・・


敵が登場してやられそうになったり、見栄をはるため吐いていた嘘がバレたり、巨人の国へ飛ばされたりするなど、事件は次々起こる。
巨人の国で彼が女の子の服を着せられている映像は、本当に面白い。


笑いどころが多く、時折きゅんとくる。
ジャック・ブラックの演技が思いきり笑わせてくれる。
観に行って大正解の作品だった。