『阪急電車』

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話題の映画『阪急電車』を観てきた。
阪急電車宝塚線が物語の舞台となっている。
出てくるのはすべて実在する駅。


片道わずか15分。
その15分の間に偶然乗り合わせ、出会う人々たちの関わりが、とても心温まるものなのだ。
原作となった本『阪急電車の』著者・有川浩さんのなせる技が、随所に出てくる。


みんなそれぞれ、人には言いようのない様々な思いを抱えている。
話してもどうしようもない事柄を、なんとか自分で解決しようとしている。
いつもならそう考えて共有しないことを、阪急電車で出会った人へ話すことによって自らの道を変えていく。


婚約者を寝取られた女性、DV男と別れられない女子大生、大学で孤独を感じている若者たち、仲間はずれにされる小学生、誘いに断れないおばさん、志望校へ進みたいと願う高校生、夫を亡くしたおばあさん、の以上8人が主な登場人物となる。


名言がたくさん出てくるが、その1つを紹介。
「泣いてもいい。でも自分の意志で涙を止められる女になりなさい」
何人もが映画中で涙を流す。
泣くのは良くないことではない。
それをコントロールできれば、いくらだって泣いても構わない。


人生、悪くない。
今の自分の悩みなんて、とてもちっぽけなものに過ぎない。
そう思わせてくれる、上映後は晴れやかなきもちになる、ちょっぴり泣いて、笑える良き作品。