『大事なことはすべて記録しなさい』

記録すること=私の習慣、ライフワークの1つといっても過言ではない。
思い起こせば、4歳頃から日記を書いていたし、8歳頃からは新聞へ精力的に投稿していたし、中学生では詩を量産し、高校生からは小説を書くようになった。
大学生からはそれに加えて、ネタ帳を書き始めた。
社会人になってからは、この書評ブログに取りかかった。
感じたこと、考えたこと、読んだこと、人から聞いた使える話―それらすべてを何らかの形で記録するようになった。
というように、前置きが長くなったけれど、記録魔な私としては日々楽な方法を探し求めているため、「記録」「ノート」系の本にはついつい惹き付けられて、買ってしまいがち。


何冊も同じ類の本を読んできたけれど、本書にはそれらとの「差分」があったので、そこをまとめておくことにする。
まず「記録は読み返す」ようにすること。
読み返すことは、記録をすることと同系列にあるくらい、大事なことだという。
私はいつも記録は書きっぱなしだった。
1日の中で失敗して反省したことを書き綴っていたとしても、それ後で見直すことがなかった。
だから、過ちを忘れてしまったり、行動する際に油断してしまったりする。
特に大事なことは、1日の記憶が鮮明なうちに、1分でもいいので再インプットすることに決めた。


次に「4行日記」を書くこと。
4行日記は、その名の通りとてもシンプルな日記であり「事実・発見・教訓・宣言」で構成されるものである。
これほど分かりやすいまとめ方はないと思う。
自分の行動を振り返るきっかけにもなる。
そして何よりも、簡単に始められる。
必ず毎日、何らかの発見はあるものだから。
後で見やすいように管理すること―このことは、諸々の整理能力をあげることにつながっていくはず。


著者は若者なのに、徹底した「仕組み」を自身の中へ作りあげていているから尊敬する。
ファンになった。