『すごい会議』

会社の先輩が勧めてくれたので読んだ。


たとえば今のあなたは、会社を楽しくないと思っている。
「なぜ楽しくないのか」と「楽しくない理由」を考えることは多い。
そうではなく「どうすれば、楽しくなるのか」と、発想を“未来系”に転換することを、著者は提案している。
「どうすれば〜できるか」と無限にプラスに広がっていくto doを考えていくことの方が何倍も生産的だ。


本書はタイトルにあるように「すごい会議」ですることが、体系化されて書かれている。
中でも目に留まったのは、皆がまず紙に考えた事柄を書き出して発表していく、という方式。
人とかぶるとそのアイデアを言えないので、当然のことながら、アイデアはたくさん用意することとなる。


そして、各人の進捗報告をこまめに行うようにする。
予定を修正するのにも、素早く対応できるからだ。
毎日お互いの進捗を把握することで、周りと自分との位置関係が認識できていい。


また「(普通なら)言えないことを言う」との項目もある。
言いにくいことをあえて「本音」として吐き出すことで、仲間内の距離を縮められるのだと思われる。
楽しく明るいチームだと、そういうことができているので、いい仕事ができる。
雰囲気の悪いチームは、その逆。
これは、会社でも何となく感じ取れることだ。
コミュニケーションの円滑さが、チーム内のパフォーマンスを上げるのだ。


まず「どうすれば〜」の思考を身に付けたい。
これは仕事に限らず必要な生き方、そして考え方。