『仕事で使える! Twitter超入門』

Twitterに関する新書が出ているのを初めて目にしたので、即買いした。
本書は、Twitterを使ったことのない人にも、ちょっと使い始めた人にも打ってつけの分かりやすいのでオススメ。


Twitterは140文字以内というかなり限定された中で“リアル”を世界に発信する。
自分のページを持つのも簡単、つぶやくのも簡単。
何もかも、潔いほどシンプルにできている。
これほどまでに登録が素早く済むものは、他にはない気がするくらいだ。


「単純でいて誰にでも使いやすい」ということほど、実は生み出すのが難しいのではないだろうか。
現代社会では、不必要な機能ばかりが付いたモノが増えていると感じる。
たとえば、携帯、某webサービス…etc.
逆に、シンプル過ぎるTwitterに付けてほしい機能(仕組み)は、いくつかあるけれども。


Twitterには広告が出ないという理由で、ビジネスモデルについては、とても気になっていた。
商用目的でTwitterを利用している企業には課金する、という案が強いようだが、本書にも書いてあるように現在いくつものアカウントを取得しているDELLは「もし、Twitterが法人に課金するようになれば、Twitterをやめることを考える」という姿勢を示しているらしい。
今のところ、Twitter経由でかなりの売上を上げているようなので「そんな強気な…?」と私は不思議に感じた。
しかし、webサービス界では「課金制度」の動きが盛り上がり始めているので、近く実現するかも知れない。


あとがきで「10億人のユーザー数があれば、Twitterは地球の鼓動(パルス)になれる」と、著者がTwitterの美しい文章で書かれた企業目標を紹介している。
この言葉には、心にびびっとくるものがある。