『ありあまるごちそう』

【送料無料】ありあまるごちそう

【送料無料】ありあまるごちそう
価格:1,680円(税込、送料別)

↑本

ヨーロッパやアフリカを舞台に「食、農業、畜産の現場」をディープなところまで切り取ったドキュメンタリー映画
グロい場面もあるけれど、これは見ておくべきシーン。


たとえば。
ある都市で1日に捨てられるパンの量は、別の都市で1日に消費されるパンの量に匹敵する。
ヨーロッパでは小麦の価格破壊が起こり、中には“燃料”として使われていることもある。


タマゴから若鳥になるまで育てられるニワトリは、たくさん飼わないと暖房費・施設費などの関係で採算が取れない。
そういう点で、そのニワトリたちの生涯は常に他のニワトリたちと共にぎゅうぎゅう詰めにされ、劣悪な環境で育てられる。
特に印象的だったのは、大量に孵化室へ入れられた玉子のケースにヒヨコがこれでもかというくらい溢れ出ていたこと。
そこからまるで商品が製造ラインに乗っているかのように、運ばれていく。
生まれたてのヒヨコが、だ。


最初の方は、映画タイトルの「ありあまるごちそう」で、徐々に「生き物が私たちの口にする食べ物になるまで」が展開されていく流れ。
世界の現状をあらゆる国のあらゆる人々が見れば「システム」は変わっていくのかも知れない。