『メリンダとメリンダ』

人生は悲劇か、喜劇か。
考え方次第でどちらにも転ぶもの、であると私は思う。


この物語は“2人のメリンダ”が登場し、2通りの人生を繰り広げる不思議な構成となっている。
途中まで同じ構成で進むのだけれど、それが突如「悲劇のヒロイン篇」と「ハッピー・ヒロイン篇」に見事に分かれる。


舞台はお洒落な大都会・ニューヨーク。
登場するレストランやカフェも洗練されているし、登場人物のファッションもステキで、見ていて愉しくなる。


わりと過激な恋愛モノが好きな人にはオススメの作品。
面白さと“きゅん”と心揺さぶられる感が、見事にミックスされている。