『残念な人の思考法』

残念な人の思考法

残念な人の思考法

価格:893円(税込、送料別)

ボトルネックは「パスタ鍋」にあった
・なぜ無料で洗車サービスを行うのか
餃子の王将の伝票に隠された、秘密のチェックボックス
・残念なパン屋は、商店街にあるから残念なわけではない
・仕事は「塗り絵」で考えよ
など、気にならせるタイトルの章が並んでいる。


読み進めていて、特に肝に銘じたのは「10秒で却下される残念な志望動機を書かない」ということ。
現在の会社へ入社するために、思い返してみれば本当にずうずうしいというか、押し付けがましいことを書いてアピールした記憶がある。
また「御社に将来性を感じた」などといったような“曖昧過ぎること”も書いた。
あのときは大学生だったからまだ許されたように思う。
転職するとなると、そんなものでは通用しない。


相手の立場になって考えてみよう、とはよく言われることであるし、当然のことでもある。
それがなかなか難しいのが実情なのだけれど。
大事なのは、相手が何を求めているかを汲み取ること。
そして具体化してアウトプットする。
これらこそ、鍛えるべきスキルといえるだろう。


具体化。
これまで自分がしてきたこと、好きなこと…具体的に語れる人でないと、その人がどんな人か分からないし、何を任せていいのかも相手には見えてこない。


汲み取り力と具体化力、というものを意識させてくれた本でした。