『バレンタインデー』

キャスト陣が、とにかく豪華。
名前が咄嗟に出てこなくても、「この人最近あの映画で観た!」というパターンが多い。それは私の記憶力の問題か(笑)。


バレンタインデーは、世界中の恋する人々にとって、特別な日。
とは言うけれど、日本と外国は大きく異なる。
男性が女性へ花を贈る習慣がアメリカにはあるようで、1年で最も花屋さんが儲かる日だとのこと。
それに対して、日本は義理チョコならぬ義務チョコのイメージが強い。
ロマンチックではない。


ストーリー本体には“波”が非常にたくさん出てくる。
うまくいっているはずの恋が、実は裏切られていたり、温度感の差があったり、秘密があったり…と、多くの人々は思い通りには恋愛の駒を進められずにいるのだった。


「人々は恋愛における“ややこしい事態”を求めたがるのだ」というような名言が時折出てくる。
事実、そうだ。
だから人は頻繁に恋愛について語り、悩み、恋の歌ばかりが発売され、恋愛コメディー映画はなくならない。
笑えて、泣ける、過去の記憶を想起させてくれる一品というべき作品。