『人生は1冊のノートにまとめなさい』

ベストセラー「1冊のノートにまとめなさい」シリーズの最新作を読んでみた。
私も自分の経験を記録しておくことが好きなので、参考になることはないかと手に取ったのだ。
いくつも「おお!」と思う点があった。


まず、ビジュアルをふんだんに取り入れること。
切る、貼る、色を付ける…など手を動かす作業をすること。
ふとした時間にすこしでも記録を付けること。
時系列に書いていくのが最も見やすい、などなど。


何か変わったことが起こったり、特別だと思える出来事を経験したときに、文字でばーっと記録を詳細に残す習慣はあるのだけれど、それだけでは疲れる。
ひたすら起こったことを文章に起こすのは、実はエネルギーのいる作業ともいえる。
絵や写真やその他パンフレットなど、その日に起きたことを表す視覚的な材料を使うことで、作業は一気に遊びへと昇華するといえよう。


著者は言う。
普段の生活習慣を見直すことが出来るだけではなく、自分の進化具合や必要な行動―睡眠時間は何時間が適切かとか―が見えてくる、と。
もう1つ注意点がある。
記録に残すだけでは意味がない。
書いた内容を見直すことが、また重要なのだと。
時間が経った頃、当時よりも見えてくるものが異なっているだろうし、一定期間を経て別の視点から見ることができるのだと。
今まで結構記録を書きっぱなしにしてきたから、これからは「読み直し」をしていきたい。


ライフログノート、今日も書いた。
名刺やパンフレットを貼り付けつつ、自分の気持ちの動きも記録。
人生を記録に残そう。
人は忘れる生き物だ。