『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』


↑本

世界で2100万部以上を売り上げた、スペイン発のミステリー小説が映画化された。
「無残過ぎる…」と世間の評判を集めていて、すこし気になっていたので観に行った。


著名ジャーナリストのミカエルは、大物実業家の違法行為を暴露し、名誉棄損で有罪になった。
半年後に刑務所行きが確定――。
それまで時間的猶予のある彼に目を付けたのは、「ヴァンゲル・グループ」という大企業の前会長だった。
彼は、40年前に失踪した自分の血縁にあたる少女についての調査を彼に依頼する。


同じ頃、リスベットという天才的な女性ハッカーが、依頼を受けてミカエルのことを調べていた。
ミカエルは、彼女が自分のPCへ侵入し、データを持ち出していることを知る。
何と、リスベットはミカエルはメールを送ってきたのだった。
彼が調べていることに関わる内容の情報を。


彼らは協力して、未解決事件の調査に手を付けていく。
犯人は一族の中にいる。
そういうわけで、事件が解決へと近付くにつれ、2人は何度も危険な目に遭うのだった。


16歳で父親から「女の殺め方」を教わった不幸な少年。
彼は当然の如くレイプ魔かつ殺人者へと変貌していった。
証拠を消すため、レイプした後に女性を殺害し、写真を撮る。
そんな異様な人間となってしまった男は、ストーリーの最後で焼死する。


リスベットの過去や、後見人となった弁護士に暴行されるシーンが酷かった。
どうして地球上に、あんな汚れた男たちが存在しているんだろうと、泣きたくなった後に怒りが沸いてきた。
女は自分が強くなって、身を守るしかないんだ、って。


映画の趣旨とは外れてしまうけれど、PCを使うシーンがリスベットの喫煙シーンの次に多く、よくよく見ていたらMacしか使われていなかった。
そしてブラウザはFirefox
Macの立体的な雰囲気に「欲しい」と思わせられた。