『ボルベール 帰郷』

ペネロペ・クルス演じる美人ママ・ライムンダは、夫が突然失業したため、家計を支えるためにせっせと働く。
夫はとても駄目人間で、彼女の留守中に15歳になる娘・パウラを襲う。
前夜に応じてくれなかった妻の代わりに、実の娘で性欲を満たそうとしたのだった。
パウラは抵抗し、そのつもりはなかったが父親を包丁で刺してしまった。
その後、ライムンダは夫の死体を処理する。


しばらくして、ライムンダの叔母が亡くなった。
そこで明らかになったのは、ライムンダの死んだはずの母親が、1人暮らしの叔母の世話をしていたということ。
一体どういうことなのか。


いざとなったら、男よりも女の方が強い。
いや、いつも強いんだと思う。
強さを隠して生きているのだ。
強いことは、得するばかりではないから。


2時間あまり、ペネロペのエキゾチックな美しさに魅了されること間違いない作品。